アイランドキッチンとは、「アイランド（島）」の名前が示すとおり、海に浮かぶ島のように四方が壁から離れているキッチンです。対面型キッチンのひとつであり、キッチンに立つとちょうどダイニングやリビングと向かい合うような形になります。アイランドキッチンは存在感があるので、色や素材の選び方によって、リビングダイニングの雰囲気が変わります。今回は事例ともに、そんなデザイン性の高いアイランドキッチンの特徴やおすすめのレイアウトについてお伝えしていきます。
1.木の質感が統一された暖かみのあるカフェ風のアイランドキッチン
こちらの事例では、アイランドキッチンのすぐ横にダイニングテーブルを配置しているため、一直線の動線により配膳や片付けが効率よくできます。造作された木製の棚とテーブルがある、居心地のよいカフェのような雰囲気のアイランドキッチンです。回遊性のある配置で、大人数での料理にも対応できます。こんな素敵なアイランドキッチンとダイニングがあると、家族みんなでお菓子を作ったり、手作りの餃子などの普段なかなかできないような料理に挑戦してみたくなりそうですね。
2.ナチュラルな木目と白い壁が優しい雰囲気のアイランドキッチン
自然光が存分に入る明るいダイニングにぴったりのナチュラルな白木のアイランドキッチン。ガスコンロを背面の壁に設置することで、匂いや油はねの広がりも防止できます。アイランドキッチンのカウンターは、正面側も裏側も収納が充実しています。正面の棚は、扉がガラスになっているので、お気に入りのお皿やマグカップなどをディスプレイのように置いてみたくなりますね。キッチンカウンターの天板のブラックがアクセントとなって、空間全体を引き締めています。
3.クリーンでスタイリッシュな印象のアイランドキッチン
さわやかな白いアイランドキッチンが、オリーブ色の壁やフローリングの床ともマッチしています。冷蔵庫が正面からは見えにくい側面の壁に沿って配置されているので、ごちゃごちゃとした生活感がなく、すっきりとした空間が実現しています。アイランドキッチンから部屋全体が見渡せる配置なので、子供の様子を見ながら料理できます。家族とコミュニケーションをとりながら家事ができるのも、アイランドキッチンの魅力の一つと言えそうですね。
アイランドキッチンは、開放的でデザイン性が高いことや、コミュニケーションが取りやすいので複数人で使うことができるなどの魅力があります。また、お手入れや掃除の面では対策が必要になってくることもあります。アイランドキッチンの間取りを考える際には、動線に沿ったプラニングや収納の量と位置などに注意して計画を立てると、快適なアイランドキッチンが実現しやすくなります。様々なデザインのアイランドキッチンの中から、ぜひお気に入りのキッチンを見つけてみてください。