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自分ひとりでやるのに
ちょうどいいお店
—panya5133 @ 滝沢市大釜風林

morinone

morinone (インタビュー記事)

緑豊かな住宅地の中に、ひときわ目立つ一軒のお家があります。

さらにその前には、なにやら行列が。

そこは、美味しいベーグルに出会える小さなパン屋さん。

「panya5133」のオーナー、工藤さんにお話インタビューをさせていただきました。

いかにも “木!!” な家が良かったんです。

家を建てようと思ったときに、木を使った家、いかにも “木!!” という家がいいなと思っていました。そこで、岩手の木を使ってできるところはないかな、と探していたときに森の音さんを知ったんです。

コンセプトハウスを伺ったときには、一人ひとりに合わせたオリジナリティのある家づくりをされているんだなと感じましたね。

当時はまだ東京に住んでいたのですが、森の音の櫻田社長が東京にお仕事でいらっしゃったときに、わざわざ私たちの話を聞きにきてくださったんです。

そこで家の感じや、私や主人が好きな家具のイメージを掴んだうえで、色々と提案をいただきました。

そういう社長のお人柄や、また、こちらの要望に対して細かいところまで対応いただけるなどの信頼感が最終的な決め手になりました。

「いつかやるんだったら、今やりなよ!」周囲に背中を押されて開店を決意

実は、自宅でパン屋をやりたい!というはっきりとした計画や願望がもともとあった訳ではなかったんです。

以前にパン教室をやっていたこともあったので、いつかは小さくてもいいから自分の店を持ちたいなという想いは少しあったのですが、漠然とした夢のレベルでした。

ところがいざ家を建てるとなったときに、将来的にパン屋をやりたいのであれば、保健所のことなどもあるので、建ててからではなく建てるときに考えた方がいいんじゃないかという話になったんですね。

私も、当時は下の子がまだお腹にいたときで、幼い子ども二人を育てながら外のパン屋に勤めるというのは現実的に難しいだろうなと考えていました。また主人や主人のご両親が「いつかやりたいんだったら、今やりなよ」と背中を押してくれたことで、決意しました。

森の音さんでは、限られた敷地と限られた予算をどう活かすかも、相談にのっていただきました。

住所をそのまま店名にしました(笑)

店名の由来をよく聞かれるんですが、実は住所をそのまま店名にしました(笑)

パン屋さんって、英語のカッコイイ名前とか小洒落た 名前のお店も多いんですが、私はそれがどうしても恥ずかしくて…。

子どもたちにも覚えてもらいやすいように「panya5133」と名前をつけました。

小学生がお小遣いを持ってこれるお店がほしい

この地域は、お店がまったくといっていいほどありません。

主人の地元なのですが、以前から住んでいる人たちからも、「小学生がお小遣いを持って行けるようなお店がほしい」という話を聞いており、地域の方々に喜んでいただけるようなお店を作りたいな、と考えました。

今はベーグルをメインで販売していますが、店名と同じで、小洒落たものではなく、気軽に食べられるものを意識して作っています。

お年寄りから小さな子どもまで色々な人に喜んでいただきたく、ベーグルの中にもソーセージやクリームチーズ、くるみなど、色々なバリエーションを用意しています。

食事としても、おやつとしても楽しんでいただけます。

自分一人でできる範囲が、ちょうどいい

自分一人でお店を成り立たせるということは、こだわっている部分です。

パン屋さんの場合、パンを作る人と販売する人で最低二人はお店にいるのが一般的です。しかしpanya5133では、私一人。

どうしても誰かと一緒にやろうとすると、途中で想いがズレてしまうことってあると思うんです。それにモヤモヤを感じながら続けるというのは、私の性格的にできなくて。なので何かをやるなら、一人でやりたいというところは、ずっとブレていません。

このpanya5133も、作るだけでなく、パッケージに入れて、直接お客様に手渡し、想いを伝えられるように、自分一人でできる範囲でやると決めています。

なにかお客様に聞かれたときにも、私が作っていれば全て説明することができます。だからこそ、子どもたちにも安心して食べさせられるかな、と。

また、小さなお店だからこそ、一人ひとりのお客様との関係を大事にしていて、「ただ買って帰る」だけじゃないコミュニケーションをとることを心がけています。

建物が覚えやすいと褒めてもらえます

最近は、近所の方にも声をかけてもらうことが増えました。

今は店舗での販売は月に1~2回。InstagramとFacebookでしか開店日のご案内をしていないので、実は狙って来ていただく方は、外の地域の若い方のほうが多かったんです。

近所の方々はあまりSNSなども見ないので…

でも、パン屋があるということは知っていただいていたみたいで、通りがかったときに「今日は開いてるんだ!」と寄っていただき、それからリピーターになってくださった方もいらっしゃいます。

建物がすごく特徴的で覚えやすいと褒めてもらいました。

仕事と生活をすぐに行き来できる導線

パン作りはもともと趣味の延長のような感じだったので、お店を構えると決めたときにも、日常生活の中で「あ!こんなパンいいな」とアイデアが降りてきたときに、すぐに行き来できるような導線がいいなと思っていました。

また、リビングにいる子どもたちの姿が見えるというのも嬉しいです。

生活と仕事は切り離したいという人もいらっしゃいますが、通勤の時間や店舗の運営の手間暇を考えると、店舗兼住宅という選択肢は、一人でお仕事をされていらっしゃる方にはすごく合うんじゃないかなと思います。

★店舗・事業所併用住宅相談会https://www.morinone.co.jp/events/2305/

◎施工事例小岩井の風薫る家

SHOP DATA
「panya5133」

Instagram:@panya5133

https://www.instagram.com/panya5133/

Facebook:

https://www.facebook.com/panya5133/

住所:

岩手県滝沢市大釜風林51-33

メールアドレス:

panya5133since2019@gmail.com

営業日:

月1~2回。SNSをご確認ください。

開業:2019年

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