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陽だまりのような暖かさ。薪ストーブのある暮らし

大平 章広

大平 章広 (コラム)

薪ストーブの暖房としての魅力は、家の中なのに日光浴しているようなやわらかな暖かさにあります。そして、薪ストーブは地球環境にやさしいエコな暖房器具でもあります。また、調理に使えたり、インテリアとしても優秀なので、薪ストーブは人気が年々高まっています。今回は、暮らしを暖かく、そして豊かにしてくれる薪ストーブの魅力についてご紹介していきます。

1.ウッドデッキと繋がる玄関土間にある薪ストーブ

ウッドデッキと繋がる土間玄関にある薪ストーブ
こちらのお宅のように、玄関土間に薪ストーブを置けば、薪の搬入や掃除がしやすくなります。土間からそのままウッドデッキへ出ることもできるので、外から薪を取りに行く時でも動線に無駄がありません。また、オープンな間取りで、薪ストーブで温まった空気がそのままLDKに届くので、暖房効率も期待できそうですね。雪の中から帰宅した日には、玄関からすぐに薪ストーブの近くまで行き、濡れたコートを乾かすこともできるので、冬の暮らしには欠かせない存在となりそうです。

2.おしゃれなインテリアとしても楽しめる薪ストーブ

キッチンダイニングにある薪ストーブと木のテーブル
薪ストーブ自体が高温の熱を放出するため、そのまわりの一定距離の内装材は不燃材でつくるのですが、その床を炉台、壁を炉壁と呼びます。薪ストーブがあると、それだけでもお部屋が素敵に見えますが、ストーブまわりの炉台や炉壁の素材やつくりにも注目してみると、さらに魅力的なリビングが実現するかもしれません。こちらのお宅では、ダークグレーのタイルの炉台とシンプルで縦長の薪ストーブが、周囲の天然木の家具とも馴染み、落ち着いた優しい雰囲気を作っています。

3.薪ストーブの周りには自然と家族が集まる

木製のキッチンとダイニングテーブルの奥に土間玄関と薪ストーブ
こちらのお宅のように、薪ストーブが家の中心に置かれていると、どの部屋もストーブが近いので、家族が自然と薪ストーブの周りに集まりやすくなります。和室やフローリングの段差に腰掛けて、寛いだり本を読んだりと思い思いの時間を過ごすことができます。また、キッチンカウンターでピザを作って、薪ストーブを石窯のように使ってみたり、切った食材を薪ストーブの上においた鍋にそのまま入れるなど、親子で料理をする時にも、薪ストーブは活躍します。薪ストーブがあれば、冬の寒い毎日も、家族で過ごす暖かな日々へと変化していきます。

薪ストーブは、暖房としてだけでなく、家族の団欒の場となったり、調理やインテリアなど様々な用途や楽しみ方があります。また、ゆらゆらと燃える炎は、心に癒しを与えてくれます。薪ストーブを自宅に設置する場合、設置場所の問題や薪の管理については、事前にしっかりと考える必要があります。ゆったりとした時間が楽しめる薪ストーブは、冬の暮らしを助けてくれる存在となるでしょう。

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